財団概要

理事長挨拶

 精神分析武田こころの健康財団は故武田 専前理事長が昭和五十八年四月に設立認可を受けた精神分析学振興財団が前身となっています。

 当時、長年精神科医として臨床経験を積み、精神分析学会の重鎮でもあった武田専前理事長は、欧米に比べ日本国内における精神分析学の水準がまだ低かったこともあり、国内の精神分析学および力動的精神医学の発展を強く願っておりました。

 また、武田専前理事長の父であり、当時株式会社大崎の代表取締役であった武田悳三も会社経営が安定し、社会貢献をしたいと思っており、ちょうど両名の想いが一致し、お互いに私財を投入して精神分析学振興財団の設立に至りました。

 財設立当時の財団の主な事業は精神分析学および力動精神医学関連の研究グループに対する助成でしたが、昭和五十八年からはこれに加え精神分析学並びに関連分野への研究助成を行い、更に、産業メンタルヘルスなどの啓発活動として財団主催シンポジウムを年一回開催することとなり、以来今日に至るまで継続しています。

 この講演会は精神科医、産業医や企業の人事担当者などをシンポジストとして招き、その時々の産業メンタルヘルスの問題について事例を交えて講演して頂き、その後でシンポジストの方々とフロアの参加者とのディスカッションを行うなど非常にダイナミックな活動で毎回参加者も多く、好評を頂いています。

 また、思春期、特に学校精神保健についても平成元年から平成十五年まで年一回セミナーを行ってきました。

 平成二十四年四月には公益財団法人に移行し、新たなスタートを切りました。事業の目的も精神分析学およびこれに関連する精神療法学、心理学、精神医学等の科学分野の研究を助成、振興するほか、関連する事業を推進し、国民のこころの健康と福祉の増進に寄与することとなり、移行後は事業の幅も広がりました。

 そのほか、公益性の高い精神保健関連の講演会や相談会への助成などを新たに加え、より公益性の高い事業内容となっています。

 平成二十五年に財団開設者であった武田専前理事長が亡くなり、私が後任の理事長として就任致しました。

 就任後は精神分析関連の若手研究者の育成にも力を入れていくことを助成要項に新たに明記するなど更なる改定を行いました。当財団は前理事長の遺志を継ぎ、精神分析学および関連の諸科学の発展の一助を担うため公益財団法人として役割を果たしてゆくべく努力してまいる所存です。

公益財団法人精神分析武田こころの健康財団理事長武田龍太郎

設立趣旨

設立

昭和58年4月1日 「財団法人 精神分析学振興財団」設立
平成24年4月1日 「公益財団法人 精神分析武田こころの健康財団」へ名称変更

設立趣旨

 当財団は、精神分析学及びこれに関連する精神療法学、心理学、精神医学等の科学分野の研究を助成、振興するほか、関連する事業を推進し、もって国民のこころの健康と福祉の増進に寄与することを目的とし設立されました。

公告

令和4年度

令和3年度

令和2年度

令和元年度

平成30年度

平成29年度

平成28年度

平成27年度

平成26年度

平成25年度

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